フェルナンド・アロンソはなぜ順位を下げた?メキシコGP初日の走行と予選の見どころ

山岳地帯のサーキットを走る車両のイメージイラスト

F1メキシコシティGPの初日、フェルナンド・アロンソはフリー走行1回目(FP1)で7番手、2回目(FP2)で12番手でした。順位は下がりましたが、本人のベストタイムは速くなっています。異なるセッションの順位だけでは、マシンが遅くなったとは判断できません。

日本時間の予選は11月1日(日)午前6時から。初日の結果を見て気になった人に向けて、タイム差の読み方と、予選前に見ておきたいポイントを整理します。

この記事のポイント
  • FP1は7番手、FP2は12番手
  • 本人のベストタイムは0.761秒速くなった
  • FP2の10番手との差は0.127秒
  • 予選は日本時間11月1日午前6時から
目次

アロンソの順位はなぜ下がった?初日のタイムを比較

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7番手から12番手でもベストタイムは短縮

現地10月30日のフリー走行について、F1公式のチームコメントが掲載した記録は、FP1が1分19秒357、FP2が1分18秒596です。差を計算すると、FP2の方が0.761秒速いタイムでした。

一方で順位は7番手から12番手へ変わりました。順位はその走行に参加した他のドライバーとの相対的な位置を表します。自分のタイムが縮んでも、他のドライバーがそれ以上に速いタイムを記録すれば、順位が下がることはあります。

今回の2回は出走メンバーにも違いがありました。Formula1-Dataの初日レポートによると、FP2にはレギュラードライバー全員が戻っています。FP1とFP2の順位は同じ顔ぶれによる単純な比較ではありません。

ただし、出走者の入れ替わりだけが順位変動の原因だと断定することもできません。練習走行ではチームごとに走行プログラムが異なり、コースの状態や使用タイヤなどもタイムに影響します。本人が0.761秒速くなったことと、順位が5つ下がったことは、どちらも正しい記録として分けて見る必要があります。

FP2の10番手までは0.127秒差

FIAのFP2結果では、トップのシャルル・ルクレールが1分17秒827、12番手のアロンソが1分18秒596。トップとの差は0.769秒でした。10番手のオスカー・ピアストリは1分18秒469で、アロンソとの差は0.127秒です。

「10番手まであと0.127秒」は、あくまでFP2のベストタイム同士を引いた差です。この数字だけで予選の通過を保証するものではありません。予選では各車の走行条件やコンディションが変わる可能性があり、ライバルもタイムを更新します。

それでも、順位だけでなく前後との差も確認すれば、どれほど接近した走行だったかを把握できます。アロンソはFP2で30周を走行。チームが次の走行へ向けたデータを集めたことも、公式記録から確認できます。

メキシコGPの予選前に見るべき点と日本時間

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高地の特性とホンダの調整

メキシコシティのコースは標高が高く、空気が薄い環境にあります。関連するホンダ側の説明を伝える報道では、空力や冷却、エンジンに取り込む空気への影響が紹介されています。

同報道によると、ホンダは初日に予想していたターボラグを確認し、ターボチャージャーの挙動を調べました。ターボラグとは、アクセル操作に対して過給による力が十分に出るまでに生じる遅れのことです。ホンダは予選に向け、扱いやすさの調整と遅れの低減に取り組むと説明しています。

ここで区別したいのは、改善に取り組むという話と、改善できたという結果です。初日終了時点では、調整の効果や予選順位はまだ分かっていません。FP3の走行内容を確認したうえで、予選で実際にどのようなタイムを出すかを見るのが確実です。

なお、もう1台のマシンでは、FP1を走ったジャック・クロフォードに問題が発生し、FP2前にバッテリーを交換したと報じられています。その後FP2を担当したランス・ストロールの記録は20番手でした。これはアロンソ車で同じ問題が発生したという意味ではありません。

練習走行の順位は、そのセッションの記録を並べたものです。予選ではその時点の条件で改めて競うため、FP2の12番手をそのまま予選の12番手や決勝の順位と読み替えないようにしましょう。

次の走行と予選はいつ?

F1公式の大会タイムテーブルを日本時間に換算すると、FP3は11月1日午前2時30分、予選は同日午前6時の開始予定です。現地ではどちらも10月31日ですが、日本では日付が変わるため注意してください。

FP3では、順位だけでなくトップとの差や周回を重ねられているかを確認すると、予選前の状況をつかみやすくなります。そのうえで予選結果を見れば、練習走行の手応えが実際の順位にどう結び付いたかを確かめられます。天候や運営上の事情で予定が変わる場合もあるため、直前の最新情報は公式タイムテーブルで確認しましょう。

アロンソの初日は、順位が下がった一方でタイムを縮め、FP2では10番手に0.127秒差という内容でした。順位とタイム、出走者の違いを合わせて見ながら、予選の結果を待ちたいところです。

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