Chrome脆弱性はどう対処?更新対象のバージョンと確認方法

パソコンのブラウザ更新とセキュリティを表すイメージ

Google Chromeの脆弱性が報じられ、自分のパソコンで何をすればよいのか気になっていませんか。まずはChromeのバージョンを確認し、利用できる更新があれば適用して、表示される案内に従って再起動しましょう。

今回のデスクトップ版Chrome 157は、Windows・Mac向けに157.0.8103.38または.39、Linux向けに157.0.8103.38が順次提供されています。この記事では、2026年11月5日時点の発表を基に、対象となる版と更新後の確認方法を整理します。

この記事のポイント
  • 今回のデスクトップ版で目安となるバージョン
  • 修正件数と悪用情報を読むときの注意
  • Chromeの画面から更新を確認する手順
  • 更新が表示されない場合の対応
目次

今回の脆弱性と更新対象は?

ブラウザ更新と安全対策を表すパソコン画面のイラスト

修正されたのは何件?

Googleは米国時間11月3日、Windows・Mac・Linux向けの安定版Chrome 157を公開しました。窓の杜の報道によると、今回の更新には213件のセキュリティ修正が含まれ、そのうち7件が最高の深刻度「Critical」に分類されています。

脆弱性とは、ソフトウェアの処理に存在する安全上の弱点です。修正件数が多いことと、自分の端末がすでに被害を受けたことは別の話です。報道は今回の発表に悪用確認の案内がなかったと伝えていますが、それだけで将来も悪用されないと断定はできません。

香港政府のセキュリティ注意喚起は、影響を受けるブラウザで細工されたページを開くと、遠隔からのコード実行や情報漏えいなどにつながる可能性があると説明しています。これは想定される影響であり、すべての利用者に同じ被害が起きたという意味ではありません。

どのバージョンが対象?

香港政府の注意喚起が示す影響対象は、Chrome 157.0.8103.38より前のバージョンです。パソコン向けの配信版は、WindowsとMacが157.0.8103.38または157.0.8103.39、Linuxが157.0.8103.38です。末尾が.38と.39で異なっていても、今回の配信対象として案内されています。

確認画面に156から始まる数字が表示される場合は、今回の157系がまだ適用されていません。157.0.8103.38以降の版が表示された場合も、今後の更新の有無はChromeの案内で確認してください。この記事に載せた番号を永久の最新版として扱わないことが大切です。

スマホ版と同じ手順?

この番号と手順は、主にパソコンのChrome安定版について整理したものです。スマートフォン版には別の配信経路があります。AndroidではGoogle Play、iPhone・iPadではApp StoreのChromeのページを開き、更新の表示を確認しましょう。端末や配信状況によって表示される内容は異なります。

Android本体のセキュリティ更新と、Chromeアプリの更新は別々に確認する必要があります。端末側の確認については、Androidの11月セキュリティ更新とパッチ日付の確認方法も参考になります。

Chromeの更新と確認方法

パソコンの更新と再起動を確認する人のイラスト

パソコンでの確認手順

Chromeを開き、画面右上にある縦3点のメニューから「ヘルプ」→「Google Chromeについて」を選びます。表示された画面でバージョンを確認でき、利用可能な更新がある場合は確認やダウンロードが進みます。これはGoogleのChrome更新案内に沿った方法です。

更新後に「再起動」ボタンが表示されたら、作業中の内容を保存してから押しましょう。再起動後、同じ画面をもう一度開き、表示された番号が今回の修正対象版か、さらに新しい版になっているかを確認します。更新のダウンロードだけで完了と決めつけず、再起動後の番号まで見るのがポイントです。

メニューからたどれない場合は、Chromeのアドレスバーに「chrome://settings/help」と入力しても確認画面を開けます。検索結果の広告やメールにある更新ボタンから別のソフトを入れる必要はありません。

更新が表示されない場合

今回のデスクトップ版は順次展開と案内されています。確認時点で157系が表示されなくても、直ちに故障や感染と決めつけず、インターネット接続を確認してから、しばらくして再度Chromeの更新画面を開いてみてください。表示されているエラーメッセージがあれば、その内容を控えておくと相談しやすくなります。

会社や学校の管理端末では、組織の設定によって更新の時期や操作が管理されることがあります。勝手に設定を変えたり、別サイトからインストーラーを入れたりせず、端末の管理者に現在のバージョンと画面の表示を伝えましょう。

再起動前に気を付けること

ブラウザを再起動する前に、入力途中のフォームや編集中の文書は保存しておきます。通常のタブが再表示されても、入力途中の内容まで必ず復元されるとは限りません。シークレットウィンドウも再起動後に復元されないため、必要な情報は先に控えてください。

Windows向けには再起動を伴わず新たな子プロセスへ更新を適用する仕組みも導入されていますが、すべての更新で再起動が不要という意味ではありません。実際の画面に再起動の指示が出たときは、その案内に従ってください。

Chrome脆弱性への対処まとめ

今回まず確認したいのは、パソコン版Chromeが157.0.8103.38以降に更新されているかです。右上メニューの「ヘルプ」からバージョンを開き、更新があれば適用し、必要に応じて再起動してから番号を見直しましょう。

順次配信中のため、画面にまだ更新が出ない場合は後で再確認し、管理端末やエラーのある端末は管理者に相談します。新しい版や追加の注意が出る可能性もあるので、最終的にはGoogleや公的機関の最新案内を確認してください。

こんな記事も読まれています

目次