気象庁が2026年11月2日に発表した早期天候情報では、北海道と東北で11月8日ごろから約5日間、気温が平年よりかなり低くなる可能性が示されています。北海道日本海側では、同じころからこの時期として降雪量がかなり多くなる可能性もあります。
雪の情報の対象は北海道全域ではなく、日本海側です。また、ここで使う数値は5日間をまとめた地域の基準で、各地の1日の最低気温や予想積雪量を直接表すものではありません。出かける予定がある人は、週末を待たず、通る地域の最新予報と冬の準備を確認しておきましょう。情報は11月3日朝に確認したものです。
- 北海道と東北の低温が対象となる時期
- 雪について情報が出ている地域
- 平年差や平年比と予想値の違い
- 外出や雪への備えを確認する順番
低温と雪はいつから?対象地域を確認

気象庁の北海道地方の早期天候情報と東北地方の早期天候情報によると、11月2日14時30分発表の対象は、どちらも11月8日ごろからの約5日間です。北海道は「低温と雪」、東北は「低温」に関する情報として発表されました。
北海道では地方全体にかなりの低温の可能性が示され、降雪量がかなり多くなる可能性は日本海側が対象です。東北も低温の対象ですが、今回の発表において北海道日本海側の雪の基準を、そのまま東北に当てはめることはできません。実際に訪れる市町村の雪や気温は、地域ごとの予報で確かめてください。
11月8日だけが寒いという意味?
いいえ。11月8日は、対象となる約5日間の始まりの目安です。5日間を通して毎日同じ気温や同じ天気になるという意味ではありません。予定している日の朝晩に雪や冷え込みがあるかは、日別の予報を別に確認する必要があります。
東北放送の11月2日の報道では、北海道・東北の低温の可能性に加え、7日ごろから東北北部の平地でも雪が降る可能性に触れています。8日を迎える前でも、峠を越える予定などがあれば、行き先と経路の予報を早めに確認したいところです。
平年差と降雪量の基準は何を表す?
今回の北海道の低温の基準は、5日間平均気温の平年差がマイナス2.6℃以下です。東北の基準はマイナス2.2℃以下。どちらもその地域・時期の平年値との差であり、「最低気温がマイナス2.6℃になる」という予想ではありません。
北海道日本海側の雪は、5日間降雪量の平年比が294%以上となることを基準にしています。これは「その期間の平年に比べてどの程度か」を見る数字で、294センチ積もるという予想ではありません。地点によって平年の雪の量が違うため、この割合だけから自宅前の積雪を計算することもできません。
気象庁は北海道の発表で、参考として札幌の5日間降雪量の平年値を3センチ、倶知安を12センチと示しています。これは比較のための平年値であり、今回の各地点の予想降雪量ではありません。詳しい基準は札幌管区気象台の発表を伝えるSTVの報道でも確認できます。
早期天候情報の読み方と今できる備え

30%以上なら必ず起きるの?
必ず起きるという意味ではありません。気象庁の予報用語の説明では、早期天候情報は発表日の6日後から14日後までを対象に、5日間平均気温がかなり高い・低い、または対象地域で5日間降雪量がかなり多い確率が30%以上になると予測した場合に発表する情報です。
30%は「今の発表が意味する条件」の下限であって、特定の日に自宅で雪が降る確率ではありません。また、この情報だけで実際の降雪時刻や道路の状態までは分かりません。先の見通しを使って準備を始め、日が近づいたら地域の天気予報や交通情報で判断を更新するのが使い方です。
外出や車の準備は何から始める?
車で移動するなら、まず目的地だけでなく、途中の峠や通過する地域も含めて天気と道路情報を確認しましょう。雪や凍結の可能性がある経路では冬用タイヤの準備を検討し、車に積んでいる防寒具や除雪用具の状態も確かめておくと、必要になってから慌てずに済みます。
家では手袋や暖房器具、雪かきに使う道具を取り出せるか確認しておきましょう。農作物を管理している場合は、地域の気象台や自治体、関係機関が出す情報を確認し、それぞれの作物や施設に合った対策を検討してください。早期天候情報は地域全体の見通しなので、個々の場所の状態は別に見る必要があります。
確認先の使い分けは、まず気象庁の早期天候情報で対象期間と地域を把握し、次に気象庁の天気予報で滞在地・移動先の最新予報を見る順番が分かりやすいです。交通機関を使う場合は、利用予定の運行会社の発表も出発前に確認してください。
今回の情報は、北海道・東北の低温と北海道日本海側の雪に向けて、準備を早めるための見通しです。先の日付ほど予報は変わり得ます。数字を確定した天気として受け止めず、地域ごとの最新情報に合わせて予定や備えを見直しましょう。


